このページでは客先常駐退職の連絡順序とタイミングと伝え方についてお話していこうと思います。
- 客先常駐の会社を退職したいがスムーズに辞めれるか心配だ
- 常駐先の契約があるので転職先の入社日と調整が難しい
- 営業や会社に引き留められ困っている
こういった方向けの記事です。
是非参考にしてみてください。
Contents
【結論】トラブルにならないようにまずは自社の営業担当に伝えよう【順序大事】
まずは結論から。
客先常駐SEが退職する際には現場でなくまずは自社の営業担当に伝えましょう。
この順番を守らないことでトラブルになる可能性が格段に上がります。
その理由は簡単で、派遣会社の場合クライアントの信頼関係でビジネスが成り立っています。
契約についての話はエンジニアでなくあくまでも会社の窓口を通して行うのがルールです。
このあたりを理解せずに勝手に現場で話をしたりすると営業担当の立場がありませんし、
あなたと所属会社との関係が悪化してゴタゴタしてしまうというのがよくあるケースなのです。
自社の営業担当に連絡するタイミングは?
次に気になるのがいつ自社の営業担当に連絡すればいいか?という点です。
これは考え方によりますが転職活動をスタートしたからといって言う必要はありません。
もし転職活動がうまくいかなかった場合、今の会社で働きにくくなりますしそもそも退職時期が確定していないと営業も現場と調整しようがありません。
ということで営業に伝えるのは転職先が決まってから言うという事でOKです。
もちろん次の職場が決まらなくてもとにかく退職したいというのであればすぐに営業して退場の調整をしてもらうようにしましょう。
自社の営業担当への伝え方は?
自社の営業担当への伝え方は対面で話をするのがいいでしょう。
口下手な人は先にメールなりチャットなりでエビデンスを送ってそれに従って話すでもOKです。
ただし対面で話をすると引き留め工作をしてくることもあるので少々面倒くさいというデメリットもあります。
ただしそこは社会人としてしっかりと対応しましょう。
自社の営業としても退場理由をクライアントにしっかりと説明する必要がありますので
色々と確認が必要になるケースがあるという点を理解してあげましょう。
転職先の入社時期と退職時期をあわせる方法
意外と難しいのが転職先の入社時期と現職の退職時期をあわせる方法です。
というのも転職先はなるべくや早く来てほしいものですし、現職はなるべく長く現場に残そうとしてくるからです。
ここで知っておきたいのが常駐先企業と自社の契約期間です。
多くが1~3か月ごとの契約更新をしています。
契約終了する際には一か月以上前に言うというのが業界のルールなので、契約更新の期間にあわせて更新せず退職する形にするとスムーズです。
このあたりはどういった契約期間になっているか営業に聞けば教えてくれますので、
事前に確認していくといいでしょう。
ただそこまでせずとも1か月以上前に一身上の都合で退職します、といえば法的には全く問題ありません。
有給を前倒しで消化することも忘れないようにしよう
退職前にもう一点重要なポイントがあります。
有給をしっかりと前倒しで消化しておくことです。
客先常駐SEの場合、人によっては現場が忙しく有給が溜まりまくってしまうケースが少なくありません。
例えばあなたが残有給が25日あるとします。
転職先が決まって一か月後に転職するとして、一か月内に25日の有給を消化するというのは現実的ではありませんよね?
こういった場合客先常駐企業の多くは有給の消化を買い取ったりの配慮をしてくれません。
ただでさえ所属会社は転職していくエンジニアに対してネガティブなイメージをもっているものです。
(法律的にはNGですが)引継ぎをさせるために有給の消化を制限したりするような会社もあります。
こういったリスクに備えてしっかりと準備しておきましょう。
ポイントは転職活動を開始した時点で少しずつ有給を使っていきなるべく残がないように調整することです。
トラブルが起きそうであれば牽制&専門の機関への相談が第一!
こういったルールをきちっと守っていてもトラブルというのは起きます。
著者も客先常駐会社退職の際のトラブルをたくさんみてきました。
理由は簡単です。
- 教育して育てたのに他社へいってしまうというネガティブな感情
- 辞めてしまうなら少しでも稼いで辞めてほしいという企業の理屈
こういったものが大きく影響しているからです。
なんだか芸能人と芸能事務所の独立騒動みたいですが、人材を扱うビジネスということで類似している点も多いかもしれませんね。
とにかく中小企業やブラック企業だと損害賠償をちらつかせたり脅しのような言動で引き留めしてくることもあります。
転職する自由というのは何人たりとも侵すことはできない権利です。
もし不当な扱いやトラブルが起きそうであれば専門機関へ相談しましょう。
- 労働監督基準書に相談
- 弁護士に相談
などがポピュラーな方法です。
ただしそこまでしなくともほとんどの企業は専門機関に相談しますがいいですか?
というだけでゴチャゴチャ言われることはなくなると思います。
少し法律を知っていればわかりますが派遣エンジニアへの損害賠償など成立するはずがありませんし、
ただの嫌がらせに屈する必要は全くありません。
まとめ
客先常駐退職の連絡順序とタイミングと伝え方についてお話してみました。
退職をするエンジニアの方は是非参考にしてみてください。
また、転職活動の効率を上げるためには転職エージェントを利用することは必須と言えます。
著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。