このページは監視オペレーターの将来についてお話していこうと思います。
- 監視オペレーターをしているが辞めたい
- 監視オペレーターの将来に不安を感じている
- キャリアアップしたいがやり方がわからない
- 転職しようと思っている
こういったあなた向けの記事です。
是非参考にしてみてください。
Contents
【結論】監視オペレーターはすぐに辞めてキャリアアップを狙おう
著者はSES企業(客先常駐型の派遣企業)でたくさんの監視オペレーターを見てきました。
多くは20代の若くて経験の浅い子ばかりでした。
こういった方に向けて一言いうのであれば「監視オペレーターは早く脱出しろ」
という事です。
- あなたが20代であればまだ間に合います。
- あなたが30代前半までであればまだギリギリなんとかなります。
- それ以降になったら正直底辺一直線です。
その理由についてはこれから説明させていただきます。
監視オペレーターから一日も早く脱出し転職せよ!その4つの理由とは
では早速監視オペレーターをすぐにでも転職したほうがいい理由について述べていきます。
それはそこまで真新しい内容ではないかもしれませんが、
- この業界の先輩が散々経験してきたこと
- ネットでも色々な人が言及していること
- 著者もこの目で見て体験してきたこと
でもあります。
著者の実体験をもとにアドバイスさせていただきますので是非参考にしてみてください。
スキルアップすることが難しい
まず運用監視オペレーターの第一のデメリットとしてスキルアップが難しいという事があげられます。
運用オペレーターの仕事は監視をして障害が起きた時に決まった対応をする作業が大部分のため、技術の介入する余地がほとんどありません。
極論言えばベルトコンベアーで流れてくるお弁当に盛り付けをする仕事と同じです。
そこに経験の違いは多少出るかもしれませんが、技術的な違いはほとんど生まれません。
作業が楽な反面誰でもできてしまうという現実
スキルアップが難しく技術が身につかないということはIT業界の市場において全く価値が上がらないということを意味します。
キャリアというのは一日一日の積み重ねです。
同世代のエンジニアが様々な経験を積みスキルが上がっているのにあなたはそこに停滞している訳です。
つまり何もしていないのに差が開いてしまい市場価値がどんどん下がってしまうということです。
これがIT業界においては最もリスクと言えるでしょう。
これがオペレーターを脱出したほうがいい第一の理由です。
体力的な負担が大きい
運用監視オペレーターの第二のデメリットとして体力的な負担が大きいという事があげられます。
運用監視オペレーターの多くはシフト勤務であったり夜勤であったり変則的な勤務体系を強いられるため、体力的な負担が大きくこれが後々体に悪影響を与えます。
(もちろん日勤で一日8時間勤務残業なし、というような現場もありますのでこれは一概には言えませんが)
体力に自信のある方である方でも必ず体への負担は大きいため将来的な影響が心配です。
底辺?IT土方と言われるのが納得の体をこき使う現実
気がついたときにはシフト勤務が無理な体になってしまったり、どこか体に変調をきたしていた、というのも著者の知り合いでよくあるケースです。
そしてそうなってしまってからでは時すでに遅しです。
体力に自信がある方でもこういった生活をしていて健康にいいわけがありません。
朝起きて夜寝るという生活サイクルにもどしましょう。
体力的な負担と健康への悪影響というのがオペレーターを脱出したほうがいい第二の理由です。
若いうちしかできないため、年をとると仕事がない
第三のデメリットとして年をとると仕事がなくなるという事があげられます。
これは実はめちゃくちゃ重要なポイントで他の項目は飛ばしてもいいのでこれだけは覚えてほしいくらいです。
そう、年をとると仕事がなくなるのです。
理由はとっても簡単です。
それは誰にでもできる仕事=若くて賃金の安い人にさせればいい
からです。
本文でも述べたように監視の仕事にスキルは必要がありません。
そのためできる限り若くて賃金の低い人材に仕事をまかせようというのが企業側の考えとしてあります。
コンビニの店員も給料の高い年配のかたよりも若くて給料の安い高校生や外国人のほうが優遇されるのと同じ理屈です。
ITエンジニアの寿命は短い。無駄な時間を過ごすこと=悪である
運用監視オペレーターの第四のデメリットとしてエンジニアとして無駄な時間を過ごしてしまうということがあげられます。
これはどういうことでしょうか?
ITエンジニアの寿命は他業種の仕事に比べて決して長くありません。
バリバリ現役として活躍できるのは20年だと思ったほうがいいでしょう。
その中でも生涯賃金を決めるのが30代~40代にどれくらいの年収を稼げるかということが大変重要になってきます。
そのように考えるとまさに無駄にしている時間はないという事に気がついていただけるのではないでしょうか。
20代で仮に稼げなくとも、30代になってガンガン稼げるようになるための準備期間と捉えてもいいでしょう。
大切なのは少しでもスキルを積み市場価値を高めること。
ただし運用監視オペレーターの場合、スキルが身につかないため準備期間にもなりません。
これがオペレーターを脱出したほうがいい第四の理由です。
転職?異業種に挑戦?監視オペレーターの将来について
では監視オペレーターはどのようなキャリアプランを描くのがいいのでしょうか。
こういった内容についても著者は多くのエンジニアから相談を受けてきました。
具体的なステップアップの方法についてお話させていただきますので参考にしてみてください。
他業種への転職はもったいない!アドバンテージを活かすべし
まず意外と多いのが他業種への転職を希望する方です。
個人的にはこれは反対でしてIT業界はそこそこオイシイ業種ですし何より他業種への転職は職歴がいったんリセットされてしまうからです。
運用監視オペレーターの仕事でもIT業界での経験としてはきちんとカウントされます。
ですのでこのアドバンテージを活かさないのは大変もったいないです。
(もちろんよほどの理由があれば別ですが)
- 年収を上げたい
- キャリアアップしたい
- 安定した仕事につきたい
ということであれば監視オペレーターからスキルアップしてIT系やインフラの知識を生かせる会社に転職すればOKで何も今までのキャリアを全部ゼロにしてしまう必要は全くありません。
監視オペレーターの転職先と考え方について
これは個人の方向性やスキルによって大きく左右されます。
- サーバー設計・構築・保守
- ネットワーク設計・構築・保守
- ヘルプデスク
- 社内SE
- インフラPMOやPMO補佐などの上流の仕事
などがステップアップする仕事内容としてあげられます。
この中から自分のキャリアプランにあった会社を選び転職すればOKです。
ちなみにあなたが20代でとにかく監視オペレーターから脱出したいということであれば
大手企業に固執することはありません。
それよりも自分のスキルを磨ける環境を探すことが大事です。
個人的には客先常駐の会社はおススメしませんが、こういった事業がある場合は全く問題ありません。
あまりいい会社がないな、といって転職しないことが監視オペレーターにとっては最大のリスクです。
客先常駐や派遣系の会社でも色々と挑戦されてくれる企業はたくさんありますので、
まずは監視オペレーターから脱出すること。
年収を上げたりいい企業への転職はその次と考えよう。
運用監視から脱出してやりがいのある仕事と年収UPを手にした人に話を聞きました
簡単!監視オペレーターから脱出するための超具体的なアクション
では最後に監視オペレーターから脱出するための具体的なアクションについてお話していきます。
監視オペレーターは辞めたい!でもどう行動したらいいかわからない・・・
ということでズルズルと仕事を続けてしまうエンジニアはとても多いのです。
著者の会社でもそんな若い子はたくさんいました。
そんなあなたもこれを読んで行動するだけでOKです!是非今日から行動してみてください。
資格を取得するための勉強をスタートしよう
IT業界、とくにインフラエンジニアの転職業界というのは資格が非常に重要視されます。
それは面接前や面接時に担当者が全てのスキルをチェックすることが難しいからです。
資格を取得していることが一定水準のスキルと知識をもっている証明になるのです。
そのため実際に応募要件として資格名を出している企業を少なくありません。
逆に言えば資格を保有していないだけで足切りにあってしまうこともあり得るということです。
面接に進めなければ転職が成功することはありませんからまずは資格取得をしましょう。
- CCNA
- LPIC
- ITIL
あたりが定番です。
ちなみに資格取得のために仕事を休職したりするのはやめましょう。
全くの未経験であればまだしも一定の経験を積んでいるのであれば
必ず仕事をしながら取得すること。
著者の経験上、このレベルの資格を取るために何か月も休むと逆効果。
面接時の印象は微妙になることが多いです。
しっかり集中して一日●時間と決めて過去問をゴリゴリ解くだけでOKです。
自分の方向性を決めよう
監視オペレーターからどういう風にキャリアアップしたいか?ということをより具体的にしましょう。
まだ20代であればサーバーエンジニアにもネットワークエンジニアにもなれます。
ゆくゆくはPMやインフラ上流、コンサルなるという方向性もありですよね。
このあたりを明確にしないと
- 勉強のモチベーションが上がらない
- 面接で色々聞かれた時の印象が悪い
- どういう企業に狙いを定めたらいいかわからない
などのデメリットが生じます。
ですのでまずは近い未来と遠い未来の理想像をしっかり自分で考え明確にすることが何よりも大事です。
このあたりは受験勉強にも似てますね。
ただ漫然と勉強をするのでなく志望校やその学校に行きたい理由を明らかにする訳です。
それさえ定まれば後は頑張るだけ!
自分に足りない知識を勉強しよう
自分がこうなりたい!と思ったら自ずと道は開けてきます。
例えば転職したい企業の応募要項がありますよね?
そこのエントリー条件にあっているか、というのも一つの目安です。
また、当然自分の進みたい領域の知識の勉強もしなくてはいけません。
何しろあなたは今まで監視オペレーターのみの経験しかないので
勉強しなくてはいけないことは膨大にあるはずです。
まずはそれを一つ一つ潰していくというイメージですね。
転職エージェントに登録し転職活動を始めよう
それと同時にあなたがするべきことは転職エージェントに登録することです。
これは何よりも重要です。何しろ転職活動は時間がかかります。
仕事をしながらだと効率が悪くなるため、常に転職エージェントに求人情報を集めてもらい紹介を受けることが大切です。
また、転職エージェントを活用することで自分に足りない部分を把握できるということもあります。
監視オペレーターからの脱出は専門的なエージェントを使いアドバイスをもらうことが大切です。
まとめ
監視オペレーターの将来とキャリアについて体験をもとにお話してみました。
監視オペレーターで転職を考えている人や今後について迷っている人の参考になれば幸いです。
若手エンジニアの場合、転職活動の効率を上げるためには転職エージェントを利用することは必須と言えます。
それはオペレーターからのキャリアアップの場合自分の適正にあった企業を紹介してもらったほうが一人で転職活動をするよりずっと効率的だからです。
著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。
インフラエンジニアの転職に強いエージェントを集めてみたよ!