このページではフリーランスの常駐案件と残業についての関係性を解説していきます。
「フリーランスで常駐したい」「でも残業はしたくない」というのは開発者であれば誰しも同じなのではないでしょうか?
では、なるべく残業なしで稼働するにはどのようにすればいいのでしょうか?
現役エージェントの視点から説明していきたいと思います。
では早速見ていきましょう。
業界でも有名なフォスターフリーランス
さんというエージェントに突撃インタビューしてきました。フリーランスについて知りたい人はまず見てみてね。
詳しくはこちら。
この記事に関連性の深いページはこちらです
(→フリーランスエージェントおすすめは?稼ぐ為の4つの見極めポイント!)
Contents
ノー残業の案件はある?なし?ポイントをまとました
そもそもフリーランスの常駐案件でノー残業の案件はあるのでしょうか?
結論からいうと、あります。
著者はフリーランスエージェントなのですが、エンジニアの強~い希望により全く残業のない現場で
稼働した実績は多数あります。
ただしそれにはいくつか前提条件がありますので以下ポイントを認識しておきましょう。
- 案件数は非常に少ない(全体の3パーセント以下)
- オープン系の開発エンジニアである事
- インフラの場合運用保守案件である事
- タイミングによって長期待機になること
- 一定のスキルを有していること
- 場合によってはエージェントの優先順位が落ちること
では詳しく解説していきます。
ポイントを押さえておこう。
案件数は非常に少ない(全体の3パーセント以下)
まずは案件数は非常に少ないということを認識しておきましょう。
全体の3%以下と記載しておりますが、もっと少ないかもしれません。
一日数千件単位で案件情報が流れるエージェントで、一日数件あるかなしか、というレベルですね。
さらにスキルマッチしているか、単価が見合うかなどの諸条件も考慮するとかなり難易度が
高いことが想像できるのではないでしょうか。
気楽にいうけど営業は結構大変だったりする。
オープン系の開発エンジニアである事
JavaやPHPのオープン系案件は全ての案件中でも最も割合が多いため、案件探しをするのに有利です。
これがあまり需要のない言語のエンジニアの場合ですと、元々少ない案件がさらに少なくなってきます。
(フリーランスプログラミング言語の需要についてはこちらにまとめました)
一例をあげるのであれば、COBOLエンジニアで残業なし、という案件に巡り合うのは非常に難しいです。
さらに面談を受け案件に参画するまでには大変ハードルが高く非効率である、ということはご理解いただけると思います。
また、JavaやPHP案件の場合、市場需要が高く売り手市場のため多少の融通はきかせてもらえる可能性がある、
という側面もあります。
いずれにせよオープン系開発エンジニアでないと残業なしの現場に参画するのは難しいのは間違いありません。
これは鉄板。
インフラの場合運用保守監視案件である事
インフラエンジニアの場合、サーバーエンジニアにせよネットワークエンジニアにせよ設計、構築のSEやPG案件でノー残業案件はほぼ皆無です。
こういった案件の場合はほとんどが業務多忙のため外部からリソースを受け入れている訳です。
企業にもよりますが「ある程度の高賃金を払っているのでなんでもやってね」というのがある意味当然のスタンス。
というわけでインフラエンジニアでSE、PGの人はいさぎよくノー残業案件は諦めましょう(笑)
一方でインフラの運用保守監視などの案件の場合であれば残業なし案件も結構あります。
そもそもシフト勤務で一日の定時がきっちりきまっていたりするケースも多いです。
また、運用保守監視案件の場合、極端な話「その時間現場にいてちゃんと監視してくれていればいいよ」みたいな
ロースキル案件もちらほらあります。
ということでインフラの運用保守監視であれば残業なし案件もあります。
ちなみにある程度年配のインフラエンジニアが単価が下がっても残業したくないので、という希望で
こういった案件にシフトするというような事も決して少なくありません。
運用保守案件はおススメ。
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タイミングによって長期待機になること
ご存じの通り、フリーランス常駐案件は動きが早く水物です。
サクッと自分の希望案件に参入できることもあればなかなか現場が決まらず苦しい思いをすることもあります。
これは全てタイミングや時期によって左右されるため、エンジニア側ではコントロールが難しい部分です。
まして残業なし案件となると、そもそもの数が少ないため待機期間が長引くことも充分に想定できます。
ここでいう長期というのはどれくらいなのでしょうか?
エンジニアのスキルと年齢によって異なりますが1か月~3か月くらいを目安に考えてください。
(もちろんもっと早く決まることもあります)
仮に3か月待機だとしたら、一年フルで稼働している開発者の25%の賃金に相当します。
もっといえば一度稼働が決まっても数か月で契約終了となるリスクもあります。
そう考えると「残業なし案件のために長期待機すること」は
賃金的にはかなりリスキーかつ非効率的なことかもしれません。
期限を決めるのもアリ。
一定のスキルを有していること
これは実は重要です。
せっかくフィットする案件があっても面談で落ちてしまったり入場後にスキル不足で契約終了になってしまっては意味がありません。
このあたりは客観的に判断するのは難しいですし、誰しもが「自分はスキルない」などと思いたくありませんので(笑)
エージェントに単刀直入に聞いているといいのではないでしょうか。
彼らはプロなので経歴書・年齢・スキルなどを鑑みて総合的に的確なアドバイスをもらえると思います。
まずはしっかりとした技術ありき。
場合によってはエージェントの優先順位が落ちること
上項にも関連している項目になります。
フリーランスエージェントの場合、複数のエンジニアを担当しております。
本ページでものべているように「残業なし希望エンジニア」というのはなかなか参画までの難易度高めです。
もしエージェント的に「この人は厳しい」と判断された場合優先順位が落ちるということは覚悟したほうがいいでしょう。
そもそも1か月~3か月以上かかるうえに優先順位が落ちた場合、相当厳しい状況になりますよね?
という訳で、エージェントに客観的にアドバイスをもらい少しでも効率よく案件にアサインできるように妥協するべき点は妥協する(単価など)
必要があります。
あくまでも大切なのは自分一人で判断しないことです。
このあたりはコミュニケーションをとることが大事。
現場で無理に残業させらせそうになったら?
これはフリーランスエンジニアにとって大きな問題です。
常駐案件の場合、ほとんどのエンジニアが「残業しない」という契約は締結していないため
拒否をするのも微妙ですし、何しろ色々としこりが残ってトラブルになりそうです。
まずはエージェントに相談するのが一番ですが、
著者なりの対応策をアドバイスしてみます。
・タスクと期日を前もって明確化してもらう
・一番いい方法は人間関係を良好に保ち、上手いこと定時であがること
では詳しく解説していきます。
タスクと期日を前もって明確化してもらう
急な残業を依頼される場合、ほとんどが急な作業の依頼がきて「●●時までに仕上げてほしい」
とかっていうパターンです。
エンジニアとしてはたまにはいいですが、これがしょっちゅうあると嫌気がさしますよね。
フリーランス常駐案件の場合、
・リーダーのプロパーが若い
・外注エンジニアよりもスキルがない
・理解が足りない
・スケジュール管理や工数管理ができていない
・マネジメント能力不足
なんてことは日常茶飯事です。
これだけ見ると地獄のようにも見えますが実際そういう現場は結構あります(笑)
ということでフリーランス側としても対策をする必要があります。
指示の出し方について、最低でもタスクと期日の明確化を依頼してみましょう。
改善されない場合、エージェント担当に伝えてみましょう。
このあたりが管理されていない現場ですと、延々と別の開発者の作業を巻き取らされたり理不尽な残業を強いられたりますのできちんとした対応をすべきでしょう。
これで改善される場合もある。
一番いい方法は人間関係を良好に保ち、上手いこと定時であがること
それができないから困る、というのは置いておいて。
一番いいのはリーダーと仲良くなることです。
これで実はだいたいの問題は解決します(笑)
リーダーが無能でもニコニコして仲良くして、自分のタスクが終わったらサッと帰る。
色々やってみましたがこれが一番有効な対策法でした(経験者が語る)
もしそれでだめなら諦めて他の現場に移る、でもいいのではないでしょうか。
これが実は最強。
残業なし案件についてもっと知りたい人は?
本文でも書きましたが、残業なし案件、稼働安定案件というのはあります。
ただしフリーランスエージェントにもよりますのでまずは相談してみましょう。
・実際の案件数
・単価感
・営業活動にあたりアドバイス
などあなたにあった情報をあたえてくれます。
このあたりを知りたい人はフリーランスエージェントに相談してみましょう。
フリーランス営業は膨大な数のエンジニアを見てきていますから、ほとんどの場合かなり的確な回答をしてくれるはずです。
サイトから登録→相談(打ち合わせ)→案件紹介というフローが一般的です。
エージェントはネットで検索すればたくさんでてきますし、当サイトのおススメのエージェントも紹介しておきますので参考にしてみてください。
個人的には
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当ページでも説明したようにフリーランスエンジニアになるためにはまずエージェントに相談するのが手っ取り早いです。
一概にエージェントといっても企業ごとに強みが特徴がありますので、自分にあったエージェントを探してみましょう。
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