このページでは客先常駐でクレームにならないための方法を上げてみます。
客先に派遣される開発者にとって最も怖いのがクレーム。
自分で自覚がなくとも周りからのクレームがくる場合、何らかの理由があります。
クレームが発生すると自分の評価にも影響し、給与にも悪影響を及ぼす可能性があります。
また、クレームがくるエンジニアは何度も繰り返す傾向があります。
問題が起きている原因を知り、早急に改善する必要がありますので、
自分は大丈夫かどうか一度振り返ってみることが大事です。
早速よくあるクレームの内容と対策をみていきましょう。
勤怠のクレーム
客先常駐エンジニアで最も多いといってもいいのが勤怠に関するクレームです。
遅刻、早退、欠勤などが常識を超えた頻度で発生する場合、大きな問題になります。
正社員の場合、風邪をひいて一週間休んだとしても周りから心配されるだけで終わりますが、
外注派遣の場合はそうもいきません。
正当な理由があったとしても支払いについての調整や、今後の対応策などかなり厳しい指導が入るケースもあります。
クライアントからしたら外注に対しては決して安くないお金を払っている存在。
にも関わらず、工数が常識を下回っていれば当然費用対効果の面でと問題視されるのも理解できます。
もちろんインフルエンザや1日2日程度の風邪であれば仕方ありませんが、
大幅に勤怠が乱れる場合、いきなり一発レッドカードを突き付けられる例もあります。
ただし同じように勤怠が乱れるにしても普段しっかり稼働しているのと、ちょくちょく遅刻や欠勤をしているとでは大きく印象が異なります。
社会人として当たり前のことですが、普段から時間を守り勤務することを心がけましょう。
スキルのクレーム
単純に周りの人のレベルに追いついていない、という理由でクレームになる場合もかなりの割合をしめます。
常駐先の中には非常にレベルの高い社員ばかり集めているような開発現場もありますし、クライアントからの要望が無茶な場合もあります。
ただしそういった特殊なケース以外でスキル面でのクレーム、というのはやはり自分の問題があると考えるのが自然でしょう。
そういった問題が起きた場合、自分に一体何が足りないか認識し、必死に勉強することが必要です。
スキル不足を指摘されるとたまに逆上し開き直る人がいますが(笑)そのような態度は好ましくないですね。
仮に一つの現場でスキル不足が指摘されたとして、それを次の現場への糧とすればいいだけです。
長いエンジニア人生なので、少しずつレベルアップしていくという謙虚な気持ちで取り組みましょう。
コミュ障によるクレーム
客先常駐で切られる・クレームが出るのはコミュ障の人が多いというのは公然の事実です。
もちろん本人はわざとそういう行動をとっているつもりはありません。
現場での立ち振る舞いというのは、今までの生活習慣や生き方が大きく影響しているためほとんどが無自覚です。
また、他人に指摘されてもなかなかすぐ改善が難しいのがさらに問題です。
相手の立場に立って考えることで多少なりとも意識が変わりいい影響が生まれると思いますので、是非参考にしてみてください。
コミュ障は円滑に仕事をすることが難しい
まずコミュ障と一緒に仕事をすると意思の疎通が難しいというデメリットがあります。
そのため円滑に仕事をすることが困難になります。
一人でも円滑にいかないエンジニアが混じると全体の足を引っ張るというのもよくある話です。
あなたがこのあたりをしっかりと自覚するべきでしょう。
クレームにならないために心がけること
コミュ障と言われる人のパターンは以下のようなケースが目立ちます。
- 自分の話を正確に伝えない
- 相手の話を正確に理解しない
- 物事の本質を理解しようとしない
- 前もって考えたり、先回りして予想をしない
もちろん複数コンプリートしているケースもあります。
これは一緒に仕事をする人によっては本当に厄介です。
- 何を考えているかわからない
- 支持を理解してくれない
- 受け身である
- 機転がきかない
そんな人はいずれかの点に問題があります。
一度自分のことを振り返り改善する余地がないか考えてみるといいでしょう。
コミュ障がいると周りの人間のストレスが溜まる
上記の内容とも重複しますが、コミュ障と仕事をするとストレスが半端ないです。
それはコミュニケーションコストがかかるから。
- 本来であれば必要ない説明までしなくてはいけない
- 理解しているかいちいちチェックしなくてはいけない
- 何を考えているかわからないのでイライラする
など周りの被害は甚大です。
あなたが常駐先のメンバーだとすると、こういったエンジニアと一緒に働きたいと思うでしょうか?
思わないですよね。
客先常駐でコミュ障がクレームに直結するのはいわば必然と言っていいのです。
コミュ障は他人の時間を浪費させる「時間泥棒」
精神面だけなく、単純に他人の時間を使わせてしまうというデメリットもあります。
一日30分ダメなエンジニアのために時間を浪費するとなると、
一カ月で30分×20日=600分で5時間です。
結構な時間ですよね。
優秀なビジネスマンが優秀な人と仕事をしたがるのはできるだけ効率的にタスクを消化したいからです。
逆にコミュ障仕事をしたがる人がいないのはこういった理由があるのです。
コミュ障が成功するための2つの対策
では具体的にコミュ障はどのように対策を行うといいのでしょうか?
コミュ障と指摘されたからといってエンジニアを辞めるというのは極端です。
むしろエンジニアとコミュ障の親和性は決して低くありません。
また、環境を変え自分の力を発揮しやすい職場で働くということも非常に重要です。
著者の知り合いのエンジニアでもこれで成功した人はとても多いです。
あなたも是非参考にしていただければと思います。
自分のスキルを磨く
エンジニアは実力主義です。
多少コミュニケーションが下手でもバリバリ開発できればそれだけで重宝されるという世界です。
エンジニアである以上当たり前かもしれませんが、少しでも自分のスキルを上げることに心血を注ぎましょう。
スキルアップと一言で言っても簡単ではありません。
- プログラミングの基礎の理解
- プログラミングの本質の理解
- 検索する能力
- 思考する能力
- 開発スピードの向上
- 品質を上げるための試行錯誤
このあたりを意識するといいでしょう。
個々の事例について話をすると長くなりますので割愛させていただきます。
決して書籍を一日●時間読んでOK!というような簡単なものではありません。
このあたりに気がつけるか、というのもスキルアップの大きなポイントなのです。
対人能力を引き上げる
コミュ障と言われる方は当然ながらコミュニケーション能力に課題があります。
コミュニケーション能力とは
- 意思を的確に伝える力
- 他人の意思を的確に理解する力
簡単にいってしまえばこれだけです。
自分の意識を伝えたいときには
結論→補足説明
の順番を意識すること。
そして話す前にきちんと自分で整理すること。
そして、他人の意思を理解するには、まず絶対に相手の話を遮らないこと、最後までしっかりと聞いて要点を抑えることが大事です。
そのうえで細かい質問があれば聞くようにしましょう。
難しいことはありません。ただ、聞き上手になればいいのです。
女性にもモテるかも!?
服装、その他のクレーム
上位3つに比べるとやや割合は少ないですが、服装やその他を指摘されるケースです。
服装はだらしない、というのが一般的です。
何をもってだらしないかは人それぞれですが、例えばワイシャツのボタンをヤンキーばりにあけていたらちょっと怖いですよね(笑)
その他、というのはレアケースですがいくつかあります。
夏場の匂いや香水、セクハラなどまあ色々なパターンがあります。
職場が特殊な場合を除き、一度指摘されたものは必ず改善できるケースがほとんどなのですぐに対処しましょう。
まとめ
客先常駐で多いクレームをいくつかまとめてみました。
明日から改善できるような内容ばかりなのですぐに対処しましょう。
ではまた!