このページではヘルプデスクに必要な資格を紹介していきます。
- これからヘルプデスクの仕事につきたい
- スキルアップのために勉強したい
- 資格を取得し転職を有利に進めたい
こういった方向けの記事です。
是非参考にしてみてください。
【結論】ヘルプデスクを目指すのであれば資格を取得すべし
まずは結論から。
ヘルプデスクの転職には資格を保有していたほうが有利です。
もちろん企業によっては全く資格がなくとも採用する会社もありますし、未経験でOKというケースも少なくありません。
ただし当然ながらないよりはあったほうが転職活動がスムーズに進みます。
特に時間のある若いうちに基礎的な知識はしっかりと勉強しておいたほうが将来の役にも立ちます。
では具体的にどういったメリットがあるの?という点についてまとめてみました。
資格を取得することで書類通過率が上がる
まず第一のメリットは資格によって書類通過率が上がることです。
ヘルプデスクや事務の仕事というのは採用枠に対して応募者が殺到する、というケースが大変多いです。
特に大手企業やネームバリューのある企業ですとその傾向が顕著です。
せっかくあなたがとてもやる気があっても書類を通過し面接に進まなけばアピールする場がありません。
若手の転職の場合、特に重要なのがまず面接まで進むという事です。
企業もあなたが経験が少ないのを分かったうえで面接をセッティングしているので、そこまでいけばあとは
やる気やガッツでなんとかなるものです。
繰り返しになってしまいますが面接の場を多くセッティングするためにも資格があったほうが有利な事が多いのです。
同じくらいのスキルの人と比べた際に有利になる
第二のメリットは同じくらいのスキルの人と比較した場合資格持ちが有利になるという点です。
これは面接官の立場に立ってみればわかると思います。
若手や未経験とはいえ教育コストがなるべく少なく、即戦力となる人を企業は採用したいものです。
面接の印象で甲乙つけがたい場合どうしても資格をもっている人が人気になるのは仕方がありません。
著者も面接官を行っていたころこういった判断をすることは何度かありました。
とにかく
- ヘルプデスクの応募者はたくさんくる
- その中で自分が選ばれるために有利になることを考える
こういった観点で資格を勉強することが大事です。
もちろん勉強することで自身の知識やスキルアップにも繋がりますので一石二鳥です。
しっかりと勉強しているという好印象を与えることができる
第三のメリットはしっかりと勉強しているという好印象を与えることができるという点です。
著者も面接官をしていたのでわかるのですが頑張るアピールをしていても本当に頑張る人は一部です。
入社後資格取得しますとかいっても強制でもしない限り勉強をしない人がほとんどです。
そういった意味で資格を取得するとこの人は口だけでないんだという印象を与えることができます。
口先でどれだけアピールするよりも難関資格を一つもっているほうがはるかに雄弁にその人の努力を物語ります。
面接官はプロなのでそういったあなたの取り組み姿勢というのを見ています。
こういった意味でも資格取得は有利に働くことが多いのです。
ヘルプデスクの転職に有利になる資格はこれだ!
では実際にヘルプデスクの転職に有利になる資格についてみていきましょう。
ヘルプデスクに特化した資格というのは実は少なく、この中ではCompTIA A+が該当します。
ただしCompTIA「A+」はそこまでメジャー資格ではありません。
ですので厳密にはヘルプデスク業務に関連する資格の紹介と思ってください。
あなたの転職先と自分のスキルと照らし合わせてどの資格を勉強するかという判断をしましょう。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格(MOS)とはマイクロソフトの公式資格です。
ワードやエクセルを一定レベル使えるという証明になります。
ただしヘルプデスクの転職に有利になるかと言われると微妙です。
というのも資格の難易度としては非常に低く全く勉強をしなくてもとれるレベルだからです。
ただしあなたが全く資格がないのであればまずは取得してみてもいいかもしれません。
千里の道も一歩から。
コツコツと一つずつ積み上げていけば資格マスターになれるかもしれません。
ちなみに資格の内容はワード、エクセル、メールをしっかりと使えるかという確認です。
ヘルプデスクや事務であればこういった基礎的なことは絶対に抑えておきたいですよね。
PCやIT系が不安な人や苦手な人は取得しておいてもいいかもしれません。
日商簿記検定
日商簿記検定は商業簿記と会計などの知識に関する認定資格です。
1級が最も難しく3級が最も簡単です。
ヘルプデスクの業務に直接かかわりがあるかどうかは企業によります。
簿記の知識があったほうが有利という企業は決して少なくなりませんので転職先によってはかなりおススメの資格です。
ただし1級を取得するのはかなり困難ですし時間もかかりますのでそこまで見合うリターンがあるか微妙です。
ヘルプデスクであれば簿記入門編ともいえる3級だけで充分です。
勉強時間は人にもよりますが1か月程度もあれば合格ラインに達することができる人が多いようです。
CompTIA A+
CompTIA A+はPCやモバイル機器やプリンター周りなどの知識を問う認定資格です。
ヘルプデスクの業務は何かに特化するというよりもIT全般を扱うことが多いため、非常に親和性の高い資格と言えるでしょう。
問題は以下のジャンルから出題されます。
- ハードウェア
- ネットワーク
- モバイルデバイス
- ハードウェアとネットワークトラブルシューティング
そのため少々エンジニア寄りの知識も必要になってきます。
とはいえ難易度としてはそこまで難しくありません。
勉強時間自体は30~50時間もあれば十分合格ラインに到達できますので是非取得しておきたい資格です。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はIT技術者としての知識を問う認定資格です。
ヘルプデスク転職に取得するにはなかなか大変ですが、取得できたら充分活躍できるでしょう。
この資格はIT技術者としての入門編です。
ヘルプデスク業務に直接関わる部分はすくないかもしれませんが、ITの考え方を理解するのであれば是非取得してみてほしいものです。
難易度はなかなか高いです。
情報系の大学出身者でも勉強時間が50~100時間程度かかりますので、自分のスキルと相談して学習するようにしましょう。
経験者やヘルプデスクのエキスパートとしてステップアップしたい方にもおススメの資格です。
まとめ
ヘルプデスクに必要な資格についてまとめてみました。
これからヘルプデスクの仕事に関わる方は是非参考にしてみてください。
また、ヘルプデスクの転職の際には専門のエージェントを利用することがぐっと効率がよくなります。
著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。