このページでは客先常駐のデメリットの一つ、通勤時間について考えてみます。
もちろん近くの現場に配属されることもありますが、派遣会社の場合基本会社都合です。
客先常駐で働くSEのためにいろいろ情報を集めましたので参考にしてみてください。
では早速見ていきましょう。
Contents
そもそも何故通勤が考慮できない?
客先常駐やSES企業のエンジニアは、通勤時間が長いことや勤務地が遠いことに不満を持っている割合が非常に高いです。
当たり前ですが、通勤時間が長い現場を希望する、という人はいません。
しかしそもそも何故そんなことになってしまうのでしょうか?
それは100%会社の都合、といいっていいでしょう。
簡単にいうと会社および営業は、SEの派遣先を決める時にいろいろな案件の中からマッチングを行います。
・スキル的にマッチしているか
・単価がでるか
・長期で参画できるか
などがベースになります。
そのうえで、
・大手クライアントなどと口座を開きたい
・交代要員をだすためこの商流で提案したい
・トラブルの穴埋めで人をださないといけない
・チームで現場に入れたい
などなど、実は様々な事情があり、最終的に配属先が決定させています。
もちろん面談の合格がでた順に決めていく、ということもあります。
いずれにせよ最も重要視されているのは、会社の利益と上記のような会社都合である、というのは間違いありません。
ということでしわ寄せがエンジニアに来てしまうことがよくあるんですね。
基本会社の都合が優先されるからね。
現場を変えてもらうことはできるの?
ちなみに遠方なので拒否したり、現場を変えてもらうことってできるのでしょうか。
このあたりは結構微妙な問題ですよね。
基本的には社員である以上、会社の就業規則やルールに則って行動しなくてはいけません。
法律的に嫌がるのを無理やりいかせていいか、という問題はありますが(笑)
そこまでやると会社との関係が悪化しますし、結局は自分の将来にとってのデメリットが大きいです。
ということもあり泣き寝入りして頑張って通う、というのがこの業界の常識になっているのが現状です。
できくなくはないけど今後のことを考えると・・・て感じですね。
実際どれくらい時間を無駄にしている?
著者も経験があるのですが通勤時間って本当に無駄ですよね。
恐ろしいことに、ドアtoドアで片道2時間なんて現場に派遣させられる社員も中にはいます。
往復4時間。一か月80時間。一年で960時間。40日に相当します。
なんと一年のち丸々一か月以上電車に乗っている計算になります。
計算間違いではありません(笑)
もちろん電車の中でも読書や睡眠、仕事など全く時間が使えないわけではありません。
ただし満員電車の中でもみくちゃになりながらの読書なんて楽しいですかね?
単純に時間の無駄というだけでなく、通勤電車によっていストレスが蓄積され精神的に疲弊していく、というのが実は一番のデメリットではないでしょうか。
一か月電車に乗っている生活ってすごいですよね。
一人暮らしの人が引っ越しするならどこ?
もし、このページをご覧の皆さんが一人暮らしで、賃貸の更新期間が近づいているのであれば、引っ越しも選択肢の一つでしょう。
問題は場所です。
おすすめのエリア
現在お勤めの会社の場所にもよるのですが、東京の企業であれば、基本は東京にしておくのが無難です。言うまでもなく、現在の常駐先に合わせると確実に痛い目を見るので止めてほいた方がいいです。
東京に住む理由ですが、
- 案件の数は東京が一番多い
- 交通の便が良い。JRやメトロを組み合わせれば行けないところがない
というところが挙げられます。
具体的な場所としては、
オープン系開発エンジニアの場合
- 渋谷新宿池袋や山手線付近・・・オープン系の開発案件は渋谷新宿池袋や山手線付近に密集している傾向にあります。ですので山手線沿線か、山手線エリアから一本乗り換えのある駅付近がいいでしょう。デメリットとしては、家賃が高いことですね。1Kでも8万円位はみておく必要があります。
- 池袋駅接続の沿線・・・おススメは池袋駅ですが、ちょっと家賃が高いので池袋駅接続の沿線。これであれば家賃が5万円~で見つけることができます。池袋からですと都内山手線沿線であればだいたい40分以内で通勤できますし、万が一横浜方面の案件にアサインした場合も対応がきます。
- 上野駅接続の沿線・・・同じく条件を選ばない限り5万円~で見つけることができます。東京東部の案件の場合、かなり通勤が便利という利点があります。
インフラエンジニアの場合
インフラエンジニアの場合、大手のSierに出向するパターンが非常に多いため、自分のスキルで
だいたいの勤務地の傾向がわかります。
わからない場合営業に聞いてみましょう。
多いのが品川近辺。あとは豊洲や大手町周辺ですね。
ですので神奈川県寄りに住居を構えると東京東部の勤務地の場合ちょっと辛くなる可能性があります。
おススメはオープン系と同じですが上野駅接続の沿線です。
これで東京東部や品川までカバーできますのでおススメです。
詳しくはググってみてください(笑)
逆に避けたほうがいいエリアは?
一番失敗するパターンとしては、家賃が安いことと、微妙に都心へのアクセスの良さがあることから埼玉に住んでしまうことです。
しかし、埼玉は以下のデメリットがありますので、一番おススメできません。
- 現場は、東京でも品川方面や横浜・川崎・武蔵小杉などの神奈川県に多い(SIerが密集していたり、家賃が比較的安いことからプロジェクトルームが設置されやすい)
- 独身が遊ぶ場所が少ない(結局、池袋になる)
- 埼玉県内の案件がない
- 通勤電車が混む。特に埼京線を使う場合は地獄です。女性の場合、痴漢が多いのでお勧めできません。
もし、皆さんが引っ越しを考えているのであれば参考にして下さい。
客先常駐しなくて済めば全て解決する
ではこういった通勤面のリスクを解消するためにはどうしたいいのでしょうか。
簡単です。
客先常駐でない会社に転職すればいいだけです。
「自社開発」あるいは「社内SE」なども検討してみるといいでしょう。
とにかく「外部に派遣されないこと」というのが大前提ですよね。
これは大事。
転職エージェントってどう選ぶ?おススメは?
ちなみに客先常駐からの転職の場合、転職サイトよりも転職エージェントを利用したほうが効率的です。
・年収アップの交渉
・企業の雰囲気などの情報がわかる
・求人を自分で探さなくてもいい
など非常に効率よく転職活動ができます。
若手SEは特にエージェントに相談しながら転職活動するのが無難だよ。
また、転職エージェントにも企業によって特徴があります。
・若手に強い
・ベンチャー企業の強い
・大手に強い
・ゲーム系に強い
などです。
ネットで検索するとでてくるので色々探してみてください。
当サイトおススメの転職エージェントもご紹介しておきますので、よかったら参考にしてみてください。
まずは登録して相談だね。自分にあったエージェントを見つけよう。