このページではエンジニアが行ってはいけない常駐先についてお話していこうと思います。
- 「炎上プロジェクトに派遣されたくない」
- 「パワハラ気質の現場だけは勘弁」
- 「ちゃんと定時に帰る現場にいきたい」
そのような方向けに、元客先常駐SEが業界事情を詳しく説明してみようと思います。
Contents
【結論】客先常駐は外れだらけのガチャだと認識せよ
まずは結論から。
客先常駐という働き方自体が現場を選べない運任せのガチャだと認識しておきましょう。
しかも当たりの現場はほとんどありません。
派遣先は基本的にはリソースが不足していたり炎上しているので誰でもいいからエンジニアが欲しいというような現場ばかりです。
プロジェクトがこのような状況に陥るには必ず理由があります。
- 人がどんどん辞めてしまうので常にリソース不足
- マネージャーの能力が著しく低い
- 営業が何も考えずに仕事をとってくる
- そもそもクライアントの予算や納期に問題がある
- 社内の人間関係に問題がある
こういった理由が一つだけでなく複数に渡るケースもありエンジニアとしては絶対に行きたくない環境であることは間違いありません。
しかしながらSES企業の場合SE稼働率を重視する(≒待機を減らそうとする)あまり、エンジニアの希望の現場よりも手っ取り早く参画できる現場をアサインする傾向にあります。
都内には行ってはいけないブラックな現場があり、常時募集しています。
そこに人をぶち込むのがSES営業の仕事だと考えると地雷現場を避けるのはほぼ不可能であり、いい現場にアサインできるのはほんの一握りの可能性だということに気がつくはずです。
これが客先常駐がガチャだという理由になります。
行ってはいけない常駐先はみんなの集合知!?火のない所に煙は立たぬ
ネット上で話題になっている「行ってはいけない常駐先」では以下の勤務地が挙げられています。
- YRP野比
- 千葉ニュータウン中央
- お台場
- 東陽町
- 蒲田
- 門前仲町
- 豊洲
- 大崎
- 品川シーサイド
- 田町
- 武蔵小杉
- 茅場町
- 門前仲町
- 木場
- 西葛西
SES営業の経験があったり業界の経験が豊富な方であれば見当がつく現場ばかりです。
こういった現場は問題が解決されないまま何年にも渡り放置され、派遣エンジニアが参画してはボロボロになり退場になってを繰り返すというパターンが繰り返されておりそれが積み重なり噂になっていることがほとんどです。
しかしながら初めて配属先に飛ばられる人や業界経験の浅い人はそんなことを知らずに今日も派遣されていくという悲しい現実があります。
ブラックな現場を見極める方法について
ブラックな現場を勤務地から一発で見極めるのはなかなか難しいものがあります。
SES営業をしたり、経験豊富なエンジニアであれば勘所はつかめてきますがそうでもない方にとっては容易ではありません。
ということで見極め方のポイントをいくつかまとめてみましたので参考にしてみてください。
Slerの現場は社風があり、クセが強い。合うあわないがハッキリする。
上記の勤務地を見ていただければわかるのですが、大手のSlerの現場とかベンダーがほとんどです。
例えば蒲田であればエンドが●●●銀行でSlerが▲▲▲とか。あるいは■■■■とか。(以下自粛)
ブラックな現場は社風が大きく現場に影響を与えていることが特徴です。
- パワハラ気質
- 体育会系
- 外注エンジニアに対しての扱いがぞんざい
などが典型例です。
こういった企業はそもそも社員がそれが当たり前だと思ってしまっている風潮があり派遣エンジニアはそのギャップに苦しみ続けているのです。
気を付けると面談時に危険を察知できるケースもあります。
面談時に面接官の
- 言葉使い
- 雰囲気
- 態度
などをしっかりみて危険な現場は回避するようにつとめましょう。
隠れブラック企業もある!
とはいえそれだけでブラック企業は回避できません。
悪評高いSler系を避けると参画できる現場が減ってしまいますし、そもそも指定された現場にいくことを強制される派遣会社もあります。
また、面談時にはいいことを言っていてもいざ現場に入ると全く状況が違かったり態度を豹変させるケースも少なくありません。
いわゆる隠れブラックなのですがこれはいくら経験があって気をつけていても回避しようがありません。
これも客先常駐SEの大きなデメリットと言えるでしょう。
某電気系の社内システム構築では、社内IT部門が人の目でプログラムのスペースの数までチェックしており、異常な工数がかかっていました。フォーマットするプログラムを組めばいいのにアホすぎてあきれましたね(苦笑)当然そのプロジェクトは大炎上でしたね。
都内はブラックだらけ?客先常駐SEから脱出することが唯一の方法
行ってはいけない常駐先」の一覧を見ていると都内どこでも働けないような気さえしてきます。
この原因となっているのは客先常駐という働き方にあるのは明らかです。
客先常駐はエンジニアにとってデメリットばかりでメリットがありません。
具体的には
- 派遣先は炎上していたり問題があるケースが極めて高い
- 外注エンジニアの扱いが悪かったり仕事がしにくい
- 会社都合で現場を決められるのでスキルアップやキャリアアップに繋がらないことが多い
- 給与が安く雇用が安定しない
などです。
このあたりは散々ネットでも話題になっているかと思いますが、かなり本質的をついていると言えるでしょう。
客先常駐を脱出してホワイト企業で働くために
エンジニアがまず大事なのは客先常駐型の企業から脱出し搾取から逃れることです。
そのうえで少しでも待遇のいい企業に転職することです。
企業に対して何を求めるかはあなた次第ですが、
- 年収
- 仕事内容とやりがい
- 人間関係・社風
- 企業のビジョンと将来性
- 福利厚生
こういった点をトータルに考えるといいでしょう。
自分の満足度の高い企業は自分で探しださなければいけませんし、たくさんの情報が必要になります。
また、企業の情報を知るだけでなく書類審査や面接をパスしなければ意味がありませんので自分の市場価値を知り足りない部分は努力して補う必要があるのです。
このあたりはエンジニア専門の転職エージェントがあるので利用すると様々な相談に乗ってくれます。
いずれにせよ客先常駐エンジニアは底辺だと認識すること。
そこから脱出することがキャリアアップの第一歩だと心得てください。
地獄の客先常駐から抜け出すには?経験者に話を聞いてみました。
2点目は業務内容についてです。客先常駐であったため、職務内容は個別契約書でかなり限定されており私はSEとして契約を結んでおりました。しかし、いろいろと口実をつけられてヘルプデスクに近い内容までさせられていました。嫌とは言えない環境ですし断るのも変な雰囲気になってしまうので渋々対応していました。
3点目は今後のキャリアの不安でした。今後ずっと客先で働く、肝心なところでよそ者扱いされる立場が辛かったです。
結局、転職されたんですよね?
まとめ
行ってはいけない常駐先と派遣SEを脱出すべき理由についてまとめてみました。
派遣や客先常駐の危険さに気がついたあなたははすぐにでも転職活動を始めるべきです。
理由はいくつかあります。
- 年齢が少しでも若いほうが市場価値が高いため転職しやすい
- 客先常駐SEは低年収が多いため、転職により容易に年収がアップできる
- 40代になると転職先の選択肢が非常に少なくなってしまう
ためです。
本文でも触れたように少しでも優良企業を狙うのであれば転職エージェントに利用は必須です。
個人で転職活動するよりも情報量が段違いですし、あなたの経歴やスキルから狙える企業に入社するまで効率的にサポートを行ってくれるからです。
著者おススメの転職エージェントを紹介しておきますので是非相談してみてください。