このページではプログラマーで入社したのに「テストばかりやらされている」という方についてお話していこうと思います。

  • いつまでたっても開発ができずテストばかりやらされている
  • 同年代と差がつきそうで不安だ
  • テストばかりの会社を転職しようか迷っている

こういった方向けの記事です。
是非参考にしてみてください。

【結論】新人はみなテスターから始めることが多いがズルズルいくのはNG


まずは結論から。
新卒でSierや客先常駐などの派遣会社に入社した場合、キャリアのスタートはテスターからというケースが多いです。
もちろん自社開発を行っている企業や、現場によっては開発者のサポートなどからスタートし、早い段階で開発に携わるケースもあたります。

私

ただし新人は当然プログラミングの知識が少ないわけですから、いきなり開発をバリバリできる人は少ないはずです。
しかしながら長い間テストしかさせてもらえないとするとそれは大きな問題なので転職を視野に入れるのがいいでしょう。

テスターは簡単?スキルが身につかない?

テスト自体は開発工程の中で重要な役割を占めます。
昨今ではテスト自体を自動化したりして効率化することもあります。
また、スキルのあるエンジニアであれば高度なツールを作成し、プロジェクトのコストを大幅に下げることも可能です。
ですので、テスター=単純な「簡単な作業」という認識という認識は改めるべきでしょう。
とはいえ、それも現場によります。

私

残念ながら本当に単純なチェックや検証、モンキーテストを延々と繰り返すような現場も少ならずあります。
「ある程度の経験を積む」という観点であればそういった現場で働くことに意味もあります。
ただし開発スキルに直結しないような作業も多いため、どこかで次のステップに移る必要があります。
では一体どれくらいの期間テスターを経験しないといけないのでしょうか?

テスト自体は大変重要だけどテストだけしていてもエンジニアとして意味はないということですね。

転職パンダ
転職パンダ

どれくらいの期間テスターをするのか?

テスターとしての期間は3か月、どんなに長くとも半年を目安に考えておきべきでしょう。
理由は簡単です。
それ以上の期間はテスターとしてのスキルや経験はあがるかもしれませんが、開発者のスキルは上がらないという事が問題です。

案件によってはそれこそ年単位でテストだけ行ってほしいという現場もあります。
会社の都合を優先すると、自分のエンジニアとしてのキャリアアップができずボロボロにされてしまう、というようなことは往々にしてありますので気をつけましょう。

転職パンダ
転職パンダ
私

著者の知り合いでも入社から3年もテスターをやらされたようなケースもあります。
「会社の契約だから」というような理由らしいですが、あんまりですよね。
さすがに3年とか5年というケースは少ないかもしれませんが、似たようなケースは実はめちゃくちゃ多いです。
ぶっちゃけ我慢をしていてもエンジニアにとってのメリットは何もありません。

エンジニアの人生は新卒から5年が勝負!常に同年代と比較せよ

エンジニアのキャリアを考えた時に、新卒から5年の30代前までが非常に重要な期間です。
ここで、「どのような経験をしたか」「どのようなスキルを身につけたか」ということでがエンジニアとしての価値を決めるといってもいいでしょう。

もちろんあなたの会社が超大手や優良企業で一生高収入が保証されているようであればじっくり我慢をするのがベストです。
そうでなく将来的にキャリアアップしたりやるたいことがあるエンジニアの場合、若いうちに少しでも市場価値を高めておく必要があります。

転職パンダ
転職パンダ
私

この期間にどれだけ同年代と差をつけられるかが大きなポイントになりますので。
逆にここで差をつけられるのだけは避けたいところですのでもし延々とテスターをやらされるようであればすぐにでも転職活動をスタートすべきでしょう。

テスターで残業130時間!地獄の現場を抜け出して自社開発の会社に転職したエンジニアに話をきいてみました

私
デスマーチからの帰還、おめでとうございます。前職の仕事内容と転職した理由を教えて下さい。
ありがとうございます(笑)
前職では某携帯電話会社向け顧客情報入力システムの開発及びテスターの仕事に携わっていました。
かなり大規模な案件になっており、Javaを使用しているシステムでした。その一部分を担当しており、仕事的には面白かったです。また案件に参加している人数は、数百人単位だったので色んなエンジニアと交流を深めることができました。
納得いかなかったのは、明らかに間に合わない納期に設定されていて、ほぼ毎日終電帰りが続いていました。また土日のどちらか出勤しないといけなかったので、非常に辛い環境だったことを覚えています。月によっては残業が130時間を超えており、心身ともにボロボロになりました。
このままでは今後の人生に悪い影響を与えてしまうと思い、所属している会社に相談したのですが一番の稼ぎ案件なので案件から撤退することができなかったです。そこで私は所属している会社を辞めて、社内開発を行っている会社に転職し、少しでも心身の負担を減らしたいと考えたのが主なきっかけです。
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
私
プログラマー&テスターということですね。残業が130時間ということは完全に過労死ラインを超えているのでヤバすぎですね。それにしても、私が昔経験した現場と酷似していますね。あの時は途中で凍結されたのですが、もしや巡り巡って・・・。
マジすか・・・(絶句)
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
私
まあ、転職して当然ですよね。未払い残業代もあるんじゃないですか(笑)?転職先はいかがですか?
自社開発を行っているIT会社に転職することで、まず残業が大幅に減りました。多い月でも20時間ほどの残業だったので、日々充実しながら開発の仕事を実施できました。Javaを使用したシステム開発を実施したのですが、以前よりも開発する部分が多かったので、とてもやりがいを感じることができてよかったです。
また転職して二ヶ月ほど経過した時、自分の能力を存分にアピールできたお陰で社員と良好な信頼関係を築けることができました。それが上司や管理職の人に伝わり、基本給だけではなく、賞与もたくさん貰うことができて嬉しかったです。
ある程度納期が決まっているのですがそれに合わせて、Javaのプログラミングを行えばいいのでスケジュール調整がしやすかったです。
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
私
ちゃんと仕事を見てくれて、評価されるというのはエンジニア冥利につきますね。一体どうやって自社開発の会社に転職できたんですか?
複数の転職エージェントを利用して、非公開求人をたくさん紹介してもらいました。対応してくれたスタッフも自分と相性がよく、気軽にコミュニケーションを取れてよかったです。
残業が少なくて自社開発を行っている会社の求人を厳選し、応募することで内定を獲得することができました。少しでも選考で良い結果を出せるように書類や面接対策をしてくれたので、初めて転職活動を行いましたが納得できる活動を行えました。転職活動としては90点は付けられるのではないかと思います。
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
私
なるほど。転職サイトだとこう上手くいきませんものね。ちなみにお幾つの時ですか?
あれは2013年6月でしたから、29歳の時ですね。
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
私
かなり市場価値が高まる時期ですね。ズバリ!年収UPの金額を教えて下さい!
プラス60万円です。
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
若手エンジニアの阿部さん(仮名)
私
ボーナス分アップということでしょうかね。素晴らしい!これからも頑張ってください。本日はありがとうございました!

まとめ

プログラマーで入社したのにテストばかりやらされている、というエンジニアのために情報をまとめてみました。
エンジニアの場合新卒で入社し5年目まででいかに開発スキルを上げ経験を積むかが勝負といえます。
新卒エンジニアは是非参考にしてみてください。
また、テスターから脱出し転職活動の効率を上げるためには転職エージェントを利用することは必須と言えます。
著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。

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