このページは組み込みエンジニアは激務か?
という点について調べてみました。
IT業界ではデスマーチ (death march) という言葉があります。
「死の行進」などといわれプロジェクトが破綻し、どうあがいても納期に間に合わずエンジニアに過度な負担がかかる状態をいいます。
開発エンジニアであれば誰しもがそのようなリスクを負いたくないものですよね?
組み込みエンジニアの場合、果たして激務なのでしょうか。
これから組み込みエンジニアになろうとしている人、フリーランスとして転身しようとしている人のために情報を集めてみました。
結論:現場によるが激務になりやすい傾向はある
まずは結論から。
これは就職した会社や、フリーランスの場合であれば常駐先によるので一概にいえませんが。
組み込み系は比較的多言語と比べると激務になりやすい傾向にあります。
理由は後述します。
とはいっても最初から炎上しているプロジェクト以外はそこまで警戒する必要はありません。
これは組み込みエンジニアだけでなくIT業界全般に言えることですが、
突発的な残業や急なリリースやトラブル対応に追われ一時的に稼働が高くなることはよくあります。
厳しい言い方ですが、「残業したくない」という理由であればITエンジニアはどの職種を選んでもうまくいきません。
そういう状況に陥った場合は諦めて心を無にして作業をしましょう(笑)
注意点
IT業界に残業はつきものとはいえ、エンジニア側が気をつけないといけない注意点もあります。
それは「慢性的にプロジェクトが炎上していたり遅延している」かどうかという点です。
もし正社員でこういった会社に入社したら地獄ですし、フリーランス案件の場合も同様です。
ですのできちんと平均残業時間や休日出勤の有無や頻度についてきちんと面談時に詳しく聞きましょう。
あまり露骨にきくと微妙なのですが、後悔先に立たずといいますし、入社後に「しまった!」となっても遅いです。
ということで空気が悪くならない程度になるべく詳しくヒアリングすべきです。
ちなみにそういった炎上現場で働いている人は「いつも月100時間残業だけど今月は50時間だからラッキー」
みたいな感じで感覚が麻痺してしまっています。
なのであなたがざっくり「残業時間は多いですか?」系の質問をしても、悪気なく「いや~最近はそれほど忙しくないよ(夜10時には帰れているし休日出勤も月1、2回だし)」
みたいな認識のズレが起きることがままあります。
ということで残業時間についてはなるべく具体的に質問するようにしましょう。
組み込みエンジニアが激務になりやすい理由
これは組み込みエンジニアに限ったことではありませんが、ITエンジニアが残業になりやすい理由はいくつかあります。
面接を受ける会社が激務か気になる方は以下のようなポイントに気を使って質問するのもいいでしょう。
・エンジニア一人の負荷が高くなっている
・プロジェクトマネージャがキャパオーバーもしくはスキル不足
・クライアントがわがまま(急な仕様変更などが頻発する)
・納期が厳しい
などなど。
詳しく見ていけばもっとたくさんあります。
こういったことを面談時に確認するのは難しいかもしれませんが、担当プロジェクトについてこういった観点(健全にPJが回っているか?)という質問をすることによりリスクヘッジができます。
まとめ
組み込みエンジニアは激務か?という点にポイントを絞って解説してみました。
本文でも述べたように何よりリスクヘッジが大事です。
自分の体は自分で守るしかありませんので、面談時の質問や企業に対する情報収集を怠らないようにしましょう。