このページではフリーランスエンジニアのJava案件についてお話していこうと思います。
- 自分が相場通りの単価をもらっているか知りたい
- Javaエンジニアとして独立したい
- もっと単価を上げるにはどうしたらいいか知りたい
こういった方向けの記事です。
現役のフリーランスエンジニアである著者が、業界の最新情報をお届けできればと思っております。
是非参考にしてみてください。
(あわせて読みたい→JavaFX証券案件の全て【フリーランスエンジニア必見!】)
Contents
【結論】Javaは常駐型フリーランス案件の中で最も多く単価が高い
まずは結論から。
フリーランスエンジニア向け案件の中でJava案件の数は最も多く単価も高いです。
全体的に人手不足で需要の高い開発エンジニアですが、その中でも最もニーズが高いといっていいでしょう。
理由はいくつかあるのですが
- Java案件が増え続けている
- 現場が手放さないためなかなかエンジニアがでてこない
というようにいわゆるエンジニアの奪いあいといえるような状況になっています。
業界最大手であるレバテックフリーランスのデータだとJava案件が3割~4割、PHP案件が2割~3割とこれだけで過半数を占めることがわかります
(参考:レバテックフリーランスプログラミング言語・スキル別 業務委託案件数)
現在フリーランスエンジニアの開発市場はWEB系が圧倒的に強く案件も多いと言われておりますが、それを実感できるデータといえるでしょう。
フリーランスエンジニア向けJavaの在宅案件について
フリーランスエンジニアの場合常駐型と在宅型の二通りにわかれますが在宅型のJava案件は多いのでしょうか?
結論からいうと割合としてはかなり少ないと言えるでしょう。
理由としては
- 大規模案件やチームで開発する案件も多いため在宅だと不都合なケースがある
- セキュリティーやコンプライランスの問題で在宅では作業させない企業も多い
などがあげられます。
そのため仕事量が安定せず、仕事量の安定している常駐型に流れている傾向があります。
また、常駐型の単価が上がっていることもあり常駐型でも十分に稼げるということも背景としてあるようです。
もちろんコネクションや人脈を生かして在宅で仕事をしている人もいます。
クラウドソーシングの発展により仕事を獲得する手段は以前に比べ段違いに増えましたので働き方の幅も広がっているようです。
Javaフリーランスエンジニア向け案件の単価と年収について
では本題のJava案件の単価について詳しく説明していこうと思います。
これはJava案件だけに限ったことではないのですがフリーランスエンジニアの単価を決定するにはいくつかの要素があります。
当然プロジェクトの予算や商流というものが重要なのですが、エンジニア側の能力として見られるのは
- プログラミング言語の経験年数とスキル
- 上流工程の経験値
- マネージメント経験
- 業務知識
- コミュニケーション能力
こういった部分です。
特に最も影響を与えているがプログラミング言語のスキルと経験年数や作業工程です。
そういった見方から目安の単価を算出してみましたので参考にしてみてください。
Javaエンジニアの経験が未経験~半年のフリーランス案件
意外に思うかもしれませんが、全くの未経験でもJavaの開発案件はあります。
著者はSES企業で全く未経験のエンジニアの営業をしていたのですが思ったより教育案件や若手を歓迎してくれる案件があるものです。
ただし最初は先輩開発者の手伝いであったりテスターのポディションで参画することが多いです。
単価としては30万円~40万円が相場です。
未経験や若手エンジニアにアドバイスを送るとしたら
- とにかくたくさん面談を受けること
- まずは様々な現場で経験値を増やすこと
- 自己学習を怠らないこと
です。
Javaエンジニアの経験が6か月~3年のフリーランス案件
半年以上の経験値を持つJavaエンジニアは業界でも需要が高いです。
単価としては40万円~60万円が相場です。
一定の経験を積んだ若手エンジニアにアドバイスを送るとしたら
- 自分の今後のキャリアプランについて考えること
- 上流工程やマネジメントに携われる案件に参画すること
- 最新技術に関わる勉強をすること
などでしょうか。
目の前の仕事をしっかりとこなすことはもちろんエンジニアとしてのキャリアをどう構築していくかということを考える非常に大切な時期です。
Javaエンジニアの経験が3年~8年のフリーランス案件
3年以上の経験を持つ中堅SEは最も市場のニーズが高いです。
単価は60万円~80万円が相場です。
市場の需要が高いため案件の予算やプロジェクトの状況次第では自身のスキルや経験以上に高単価を提示されることも少なくありません。
経験のあるエンジニアにアドバイスを送るとしたら
- しっかりと自分の適正単価で働き安請け合いしないこと
- 自分の市場価値を正しく把握すること
- 優秀なエージェントや営業を捕まえ関係を構築すること
などでしょうか。
Javaエンジニアの経験が8年以上のフリーランス案件
8年以上のキャリアを持つJavaエンジニアであれば案件選びに困ることはありません。
案件を吟味し自分の希望する作業の現場に入ることができるでしょう。
単価は80万円以上が相場です。
経験豊富なエンジニアにアドバイスを送るとしたら
- 人生設計をしてしっかりと貯金しておくこと
- 単価のでないエージェントとは絶対に付き合わないこと
- 人を雇うなど常駐以外の収入源を確保しておくこと
などです。
補足情報:Javaエンジニアの資格について
フリーランスエンジニアの場合、資格を保有していても単価には影響はありません。
ただし個人的には資格の取得を推奨します。
理由は簡単でフリーランスの場合、現場で得る知識や経験が偏りがちなのでそれを防ぐという意味があります。
また、フリーランスの場合現場でオールラウンドな対応を求められることが多いです。
そういった際に知識に穴があると困るのは自分自身であるという考え方です。
Javaの資格は以下3つです。
いずれもOracleの認定資格です。
・Java SE 11 Programmer I
・Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 (通称Java Silver)
・Java SE 11 Programmer II
・Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11(通称Java Gold)
Javaエンジニアの将来性について
次にJavaエンジニアの将来性についてお話していこうと思います。
世の中には様々な言語が生まれ衰退していきますがJavaは非常に長期間の間活躍しているプログラミング言語の一つです。
プログラミング言語の隆盛は誰にも予測できないというのが正直なところです。
ただし今現在は世界中で最も使われている言語の一つでもありますし、将来性が最も安泰な言語であることは間違いありません。
具体的な例を出すと日本では金融や流通をはじめとする大規模なシステムのかなりの割合がJavaで開発されています。
仮にJavaのパフォーマンスを上回る言語が現れたとしてもコスト面から大幅な刷新というのは可能性が薄いでしょう。
仮にそれが実現するとしてもJavaの知見があるエンジニアが必要なことはゆるぎない事実です。
少なくとも我々が引退するまでの数十年間はJavaは存在すると考えていいのではないでしょうか。
Javaフリーランスエンジニアは自分の強みを知ることが大事
Javaのフリーランスエンジニアは常駐型にしろ在宅型にしろ自分の強みを知ることが最も大事です。
言い方をかえればどういったJava開発作業であれば最もパフォーマンスが上がるかということです。
もし強みがない場合は意識して作るくらいがいいでしょう。
何しろフリーランスのJava案件は本文でもお伝えしたようにたくさんあります。
惰性で仕事をしているうちになんでも屋さんになってしまったというケースは避けたいものです。
やはり自分の強い領域を持つフリーランスは需要が高いですしくいっぱぐれる事がありません。
Javaフリーランスが人気の今だからこそ浮かれずにしっかりと自分を磨いていくことが大事なのです。
Javaフリーランスエンジニアはしっかりと事前に作業内容と役割を確認しよう
常駐型のJavaフリーランスエンジニアに一点アドバイスを送るとすれば事前にしっかりと作業内容と役割を確認しましょう。ということです。
フリーランスエンジニアで最もよくないのがなんでも屋や雑用係になることです。
自分にどういったパフォーマンスを期待しているのか面談時に確認することが必要です。
それだけではありません。
フリーランス常駐案件の場合、意に反して参画後にリーダー業務やマネジメントを任されたりすることもあります。
人のいいエンジニアはそれを請けてしまうこともあると思いますが、厳密に考えたら同じ単価で仕事をするのはおかしいわけです。
もちろん悪気があってそういった依頼をしてくるクライアントばかりではないのですが自分が商品であるというフリーランスの意識をもてば安請け合いはさけるべきです。
著者も常駐型のフリーランス案件ではこういった目にあうことがありました。
Javaフリーランスエンジニアの最大のメリットは?
Javaフリーランスエンジニアの最大のメリットは何なのでしょうか。
もちろん単価と年収が高いという点は一つ上げれます。
もう一点あげるとすれば最新の技術や環境を自分で選べるという点でしょうか。
これはフリーランスエンジニア自体のメリットかもしれませんが、Javaエンジニアは特に案件を自分で選べます。
今自分が興味がある技術や領域の案件にピンポイントで携われるというのはエンジニア冥利につきると思いますし大きなメリットであることは間違いありません。
正社員の場合ですとそういう訳にはいきませんよね。
常駐型のJavaフリーランスエンジニアは場合はエージェントを使おう
常駐型のJavaフリーランスエンジニアの場合エージェントを使うことが王道ルートです。
何故かというと大企業や上場企業の場合コンプライアンス的に個人事業主と直接契約をして口座を開くことができないからです。
自身で法人を持っている場合でも新規口座開設はまずできないため、すでに取引のあるエージェントを介して契約を結ぶのが一般的です。
Javaフリーランスエンジニアはエージェントを使うことでより多くの案件の紹介を受けることができますし、スピーディーな案件の参画が可能になるのです。
請求書はエージェントへ!
ご説明したような事情のためフリーランスエンジニアはクライアントに常駐していても実際に契約を締結をするのはエージェントです。
ですので請求書の提出や口座への入金などの手続きは全てエージェントと交わすことになるのです。
こういった業界の習慣は最初は戸惑うかもしれませんが、フリーランスとして経験を積めばすぐに慣れてきます。
エンジニアは開発作業に集中できるというメリットもあり常駐型エンジニアがエージェントを利用するのは業界では当たり前となっているのです。
まとめ
フリーランスエンジニア向けにJava案件と単価についてお話してみました。
フリーランスエンジニアの方は是非参考にしてみてください。
本文でもお伝えしましたがフリーランスにとってエージェント選びは大変重要で単価に影響します。
著者のおススメのエージェントを紹介しておきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。
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