このページではSE面接のポイントについてお話していこうと思います。
- 面接の時に何をアピールしたらいいかわからない
- 面接が苦手だ
- 自分の強みがよくわからない
- なんとなく強みはわかるけどどう伝えたらいいかわからない
- 面接の時の決め手にかけると言われる
こういった方向けの記事です。
よくあるアピールポイントとそれぞれの伝え方の例を詳しく説明しました。
面接に強くなりたいエンジニアは是非参考にしてみてください。
Contents
【結論】強みを的確にアピールすれば面接結果は100%変わる。
まずは結論から。
転職活動において自身の強みを的確にアピールすることによって面接結果はガラっと変わってきます。
著者は企業で面接担当官の経験があり、エンジニアの面接指導の担当を行っていました。
経験から言えるのはエンジニアは総じて面接が弱く、中でも自身の強みをしっかりとアピールできないため面接が受からないケースが圧倒的に多いということです。
そんな面接で悩むあなたのために今日から使える回答例を公開させていただきますので、参考にしてみてください。
強みがある人のほうが少ない!だからこそ準備をすることが大事
具体例をお伝えする前に前提としてお話しておくべきことがあります。
それは明確な強みをもっているエンジニアのほうが少ないということです。
著者も無数のエンジニアを見てきましたが明らかに優秀なエンジニアというのはほんの一握りです。
ほとんどは平均的なスペックかそれ以下のエンジニアで構成されているのがこの業界の分布図です。
そんな平均的なエンジニアだからこそしっかりと自身の強みを探しだししっかりとアピールする準備が必要となるのです。
自分はそこまで強みと言えることはないな・・・みたいな控えめな考え方はまず排除するようにしましょう。
普通のエンジニアだからこそしっかりと準備をしないといけないということだね。
そういうこと。では実際に具体例を見ていきましょう。
コミュニケーション能力を強みとしてアピールする
最もポピュラーな強みとしてあげることができるのがコミュニケーション能力です。
エンジニアにとってコミュニケーションは必須スキルの一つです。
開発現場では色々なメンバーとコミュニケーションをとる必要がありますし、メンバーと仲良くできるというのもエンジニアにとって大切なポイントの一つです。
面接官はそういった部分か必ずチェックしていますので、自分からアピールするべきです。
うまくいけば無難かつ最強のアピール材料になります。
とはいえ一定の基準を満たしていないと逆に「本当にコミュニケーション能力あるの?」と怪しま逆効果です。
一定の基準とは、
- 人と会話するのが苦にならない
- 明るいタイプ
- 人当たりがいい
- きちんと相手の話をきくことができる
- きちんと自分の話を伝えることができる
- はきはきしゃべる
などでOKです。
客観的にみて自分が明るかったり朗らかな人柄である場合はコミュニケーション売りで攻めるといいでしょう。
コミュニケーション能力をアピールする場合の例
では実際の回答例を見てみましょう。
「自分がこう思う」というだけでなく、
- 周りからこんな風に見られている
- 以前の現場でこんな風に感謝された
- 上司からこういう風に褒められた
など自分の体験談を元に第三者の意見を取り入れると説得力が上がります。
では例をみてみましょう。
例文はこんな感じです。
アピール文章例
私の強みはコミュニケーション能力です。
周りのメンバーや関係者と会話をしたり、意思疎通を図りながらプロジェクトを進めることが
得意です。
以前の現場では、多くの関係者とコミュニケーションをとりながら仕事をする機会が多かったです。
具体的には自分のチームメンバーが●●人、関係者は●●人程度です。
そういった中で▲▲さん(私)は理解とレスポンスが早く仕事がしやすい、とおっしゃっていただく機会も多かったです。
また上司からは▲▲(私)がいるおかげでプロジェクトが円滑に進むという評価を査定の際にいただきました。
今後もこのような強みを生かし御社のプロジェクトに貢献できればと思っております。
あとはアレンジしてみてね。第三者の評価や客観的な視点を交えアピールするのがポイントです。
開発言語についての知識を強みとしてアピールする
プログラミング言語についての知識は何よりも武器になります。
もしあなたがプログラミングの能力に自信があれば絶対にこの点をアピールポイントにすべきです。
ただしその場合、色々な質問をされることが想定できますので準備は必要です。
中には自分が経験したことのないような内容もあるでしょう。
色々つっこまれることを想定しよう。
自分の経験をベースに話をするだけでなく
- メイン言語の知識に穴がないか
- メイン言語の歴史やトレンドを把握しているか
- 類似言語や派生した言語についてもおさえているか
- 世界的なトレンドを理解しているか
- 国内のトレンドを理解しているか
などを抑えておくといいでしょう。
面接官は多くがSEで役職者や現場のメンバーです。
「自分はスキルがあります」と言った後に色々質問されて「知らないです」「わからないです」「●●ってなんですか?」となって恥をかかないように勉強しておきましょう。逆にしっかり準備して上手く乗り切れれば内定はもらったようなものだ!
作業工程の経験を強みとしてアピールする
上流工程の経験があるということも十分なアピールポイントになります。
コミュニケーション能力は弱いしプログラミング能力もそこまでない・・・というあなたはこれがおススメです。
「調査分析」「顧客折衝」「要件定義」「基本設計」「マネージメント」
このあたりの経験をした、という方はそれだけでアピールに繋がることもあります。
(特に若手)
ですのでこのあたりを掘り下げて説明してみるといいでしょう。
意外とこういう話をするSEが少ないけど充分アピールになるよ。
一般的に上流工程は業務理解やある程度の知識がなくてはできません。
また、マネージメントについても同じです。
つまりこういった経験をアピールすることで信頼性に繋がる、というわけです。
面接官に「優秀な人なんだな」「前職でも活躍していたんだな」「信頼できそうだな」
と思ってもらえるように上手く伝えるといいでしょう。
これだけだとアピールが弱い場合もあるので合わせ技で使うのがおススメです。
作業工程をアピールする場合の例
アピール文章例
私の強みは上流工程から全て対応できる、という点にあります。
前職ではクライアントとの折衝から要件定義以降テストまで一連の流れを全て経験しております。
各工程で気をつけないといけないことを理解しておりますので、
どういった現場でも適応し力を発揮することができます。
また、前職では小規模ながらマネージメントの経験もあります。
項番■■番のプロジェクトなのですが、●●人のテストチームのリーダーという立場を任せていただきました。
プロジェクトの進捗管理やモチベーション管理、タスク管理など幅広く業務を行いましたので、管理職としての経験や知識も積んでおります。
そういったポディションを任せられても対応できる点も私の強みだと考えております。
参考にしてみてね。
業務知識を強みとしてアピールする
意外と知らないエンジニアもいるのですが面接において業務知識のアピールは非常に有効です。
採用側としてSEを受け入れるにおいて、
- 即戦力になるか
- 本当に実力があるか
- 将来的に活躍できるか
というのは大変悩むポイントです。
面接が進まない理由の多くは「悪くはないけどどうしても欲しいまではいかない」「他の人も見てみたい」「明確な強みがない」
などの要は決め手にかけるというのが原因なんですね。れを避けるためには「自分は即戦力である」という印象付けが大切な訳です。
- 業務知識がしっかりとある
- 同業他社での経験値
- 類似プロジェクトでの経験や成功体験
というのは大きなアドバンテージなので必ずアピールするようにしましょう。
少しブランクがある場合は、再度業務知識を系統立てておさらいしましょう。
また、最新の業界ニュースやトレンド、キーワードなどをおさえておきましょう。
ネットで調べれば色々でてきますので万全の準備をしていくことをおススメします。
業務知識をアピールする場合の例
アピール文章例
私の強みは御社と同じ●●業界の経験が豊富なことです。
特に主担当としていた▲▲と■■の領域については資格も保有しており、誰にも負けない知識をもっているつもりです。
その中でも特に□□の分野については長く携わっておりました。
こういった強みを生かし御社に貢献できればと考えております。
宜しくお願いいたします。
より深い話をして即戦力を印象付けよう。
動機と意欲の強さをアピールする
今まで特にアピールできるものがなかった人はこれでいきましょう。
どうしてもその会社に入社したいという「動機と意欲の強さをアピールすること」です。
経験が浅いSE転職や動機の浅い転職にはぴったりの理由です。
何点かポイントを伝えておきましょう。
- 企業理念やビジョンに共感した
- 事業内容が魅力的
- 社員の雰囲気が自分にあっていると感じた
- サービスを使ったことがありファンである
- 開発内容が自分の方向性やビジョンと一致している
- 福利厚生や会社の精度が魅力である
などなど。
何もなくても企業HPをみたりして、一時間くらい対策をすれば山ほど志望動機はひねり出せるはずです。それを無理やりアピールポイントに繋げれば言い訳です。
「御社のことが好き」というのでも十分なアピールです。
ここでの重要な点は一つです。
「オリジナリティがあるほどいい」ということ。
例えば営業の面接で「人と関わるのが好きだから」という志望理由の応募者がきたらどうですか?
つまらない上に別にどこの企業でもよくね?と思いますよね。
極端な話をしましょう。
島根県の会社の面接を受けるためだけに東京から引っ越ししてきたらどう思いますか?
そして「どうしても御社で働きたいので来ました」「他の会社は受けてません」
と言われたらどうでしょうか。
ちょっと引くかもしれませんが(笑)本気度は伝わりますよね。
ということでできる限り「本当っぽい動機」「そしてオリジナリティがある動機」「本気度が伝わる動機」がいいですね。
何も思いつかない人
ここまで読んで何もアピールする点が思いつかない人はいますか?(笑)
いないと思いますがそういった方向けに一応いくつか例を書いておきます。
- 心身とも健康である
- 勤怠問題がない
- とにかく一生懸命働く
- ずっと働きたい
- 真面目である
- みんなと仲良くできる
これだけでも十分価値があります。
自分の強みは「とにかく真面目にコツコツ働くことです。真面目すぎるともいわれます」
これだけでも現在の売り手市場では採用になることもあります。
もちろん高いスキルやモチベーションやポテンシャルを求められる企業では苦戦するかもしれませんが、
企業選びさえ間違わなければ全然合格することもあります。面談はスキルだけでなく総合力ですから。
諦めず頑張りましょう!
面接対策は転職エージェントを使い倒すべし
エンジニア転職の際のアピール例についてお話してきました。
是非実際の面接に際に使ってみてください。
ちなみに著者の経験上面接対策をしているエンジニアとしていないエンジニアでは内定率が全く異なってきます。
ですので自分によほど自信がある人以外は面接対策をしておくべきです。
巷の転職専門エージェントであれば面接練習だけでなく企業ごとの対策も行ってくれます。
専門家の客観的な意見を聞きながら面接スキルをあげていくことができるので利用しないほうがもったいないというのが正直なところです。
言葉は悪いのですが自分のために転職エージェントを使い倒し、内定を勝ち取るくらいの心構えでいるといいでしょう。
まとめ
SE面接の際にアピールする強みについてお話してみました。
著者の経験をもとにかなり具体的な内容を説明させていただきましたので、今日から実践できる内容になっていると思います。
現在転職中のエンジニアの方は参考にしてみてください。
また、本文でもお伝えしたように面接対策をしてもらえることもあり転職活動は転職エージェントを利用したほうがぐっと効率がよくなります。
著者のおススメのエージェントも紹介していきますので是非登録して活動をスタートしてみてください。
あなたのエンジニアライフが豊かになるようにお祈りしております。