【体験談】客先常駐の運用保守SEが今すぐ転職すべき理由と対策

B!

このページでは客先常駐で働いている運用保守SEの方に向けてお話していこいうと思います。

  • 運用保守をしているけれど将来が不安
  • スキルが身につかないと感じている
  • 年収が全くあがらない
  • キャリアチェンジしたい
  • 年をとってきて漠然とした不安を感じている
  • 転職したいと思っている

こういった方向けの記事です。
著者はSES企業時代、運用保守SEの方の実態を真近で観察してきました。
年収やその後のキャリアについても経験に基づいたお話ができると思っています。

結論から言うとすぐに転職すべきです。
その理由についてお話していきますね。

客先常駐の運用保守SEはスキルが上がらない

客先常駐の運用保守SEはスキルが上がりにくいというのが大きな特徴です。
おそらくこれを読んでいる読者の方も大半が「確かにそう思う」と共感してくれるのではないでしょうか?

著者がSES企業で働いていた時、運用保守SEの不満の半数はこういった不満を抱えていました。

派遣型の運用保守は簡単な仕事ばかり?

一概に運用保守といっても幅広いです。
例えば外資系企業の運用保守SEの場合、非常に高いスキルと幅広い知識が求められます。
サーバーNWの構築だけでなく、関係部署との折衝や外部業者とのやり取りなどの作業まで求められます。
ちなみに年収1000万円を超えることもあります。

一方でヘルプデスクのような仕事や監視メインなど、正直新卒レベルや誰にでもできるような作業を延々と繰り返すような現場も存在します。

残念ながら客先常駐での運用保守案件はこういった現場が非常に多いというのが現実です。
こういった現場が多い背景は「とにかく誰でもいいので低賃金で使いたい」という
ユーザーの意向が反映されているケースが多いのです。

こういった現場に入ってしまうと年十年経験を積もうがスキルが上がりようがありません。
せいぜいサボるのがうまくなったりするくらいです。
これを何年か続けてみるとどうなるのでしょうか?
転職市場で「低スキルのエンジニア」の烙印を押されるだけのSEの誕生です。
そして客先常駐で運用保守SEをするというのはそういうことなんです。

客先常駐の運用保守SEはキャリアが全く構築できない

また、スキルが身につかないのですからキャリアも構築できるはずがありませんよね。
客先常駐の大きなデメリットとして現場を自分で選ぶことが難しいという点もあげられます。
SES企業からすればエンジニアのキャリアよりもなるべく単価のでる現場を優先するというのが当然です。
つまり元々客先常駐の運用保守案件はスキルが身につかない上に会社の都合で現場を
決定される可能性が高い
ので、エンジニアはただただ不幸な環境で働いているということになります。

著者の体験でもこういった不満をもつSEは大変多かったです。
エンジニアの一生はバリバリ働けて約30年です。
そのうちの5年を無駄にしたらもう取返しがつかないと思っておいたほうがいいでしょう。
すぐに転職を勧めるのもこういった理由からです。

客先常駐の運用保守SEは年収があがらない

客先常駐のSEはそもそも年収が低いというのが一般的です。
何をもって低いとするかということですが、大手のSIerや事業会社の平均年収と比較すればそれは一目瞭然です。

もちろん自分が低収入だ、ということを認めたい人などいませんがそれは厳然たる事実です。
ただし悲観する必要は全くありません。

SEの場合、転職したりフリーランスになったりということで年収が急上昇するようなケースはたくさんあります。

それはいかにSEの年収が環境や会社に依存して成り立っているかということでもあると思います。

とにかく客先常駐の運用保守SEをいくら真面目に頑張っても年収が上がらないのは自明です。
ではどうしたらいいか、と考えて次の一手を打つようにしましょう。

 

ではどうしたらいいのだろうか?

客先常駐で運用保守SEのデメリットについては理解していただけたと思います。
では次に転職するかどうか、どういった企業に転職するかという判断をしていきましょう。

考えてみればすべての運用保守SEが年収アップやキャリアアップを必ずしも望んでいるかというと
そうでもないと思います。
(もちろんそれが嫌という人は少ないでしょうが)

  • スキルアップ
  • キャリアアップ
  • 年収アップ

大事なのは何を一番重視し、実現したいかです。
それによって転職先の選び方や行動も変わってきます。
いくつかケーススタディを上げて説明してみましたので参考にしてみてください。

スキルを上げるだけなら転職すればOK!

まずスキルアップするだけであれば転職すればOKです。
運用保守しかできないのでスキルアップのために転職したというのは立派な志望動機です。
実際著者の動機や知り合いもそういった方はたくさんいました。

運用保守SEであれば設計や構築案件に携わりたい、とかですね。
そういった理由で転職先を探してみればあっさりと入社が決まったりします。

実は客先常駐の会社でも全然いける

設計構築に携わりスキルアップだけを念頭に置くのであれば客先常駐の会社の中にもそういった希望を叶えてくれる企業はあります。
客先常駐会社の採用ハードルは低いのでこれを最重要視するのであればそういった選択もありです。
ただし客先常駐会社の年収は低いのでそこは諦めましょう。
ちょっとずるい方法ですが、●年たったら転職と決めてステップアップに使うための入社をするというのも全然ありだと思います。

ただし入社前に本当に設計構築案件に携われるか念を押す必要はあります。
入社後話が違っていた、とならないように気をつけるのがポイントです。
何しろ客先常駐の会社は何をしてくるかわかりませんので。
もちろん大手や優良企業に転職できる学歴やスキルがあればそれに越したことはありません。

キャリアアップしたいのであれば大手企業やステップアップできる会社に転職しよう

キャリアアップしたいのであれば当然ながら客先常駐や派遣型の会社は避けましょう。
百害あって一利なしです。
そういう意味では上場している企業や少しでも資本の安定している企業に狙いを定める必要があります。

幸い現在はSEは売り手市場なので、一定の学歴やスペックがあれば面談までたどり着けることができます。
もちろん百発百中で受かるということは難しいと思いますが根気強く転職活動をしていれば必ず今より
いい会社に受かることはできます。

優良企業への転職は確率もあります。
少しでも確率を上がるために資格取得をしたり転職エージェントに面接対策をしてもらいましょう。
今の会社で働きながら半年スパンで転職活動を頑張れば必ずいい結果はでるでしょう。
大切なのは諦めないことです。

年収を上げるなら客先常駐からの脱出は必須

年収を上げるのであれば客先常駐からの脱出は必須です。
客先常駐のビジネスモデルでは社員の年収は一定で頭打ちになりますし、下がる危険性さえあるからです。

(あわせて読みたい→客先常駐SEに将来性がないのは何故?【誰も教えない業界の裏話】

とにかく大手企業や事業会社などエンジニアの待遇がいい企業に転職するようにしましょう。
著者の知り合いでもこのアドバイスを元に転職活動をし年収が一気に跳ね上がったケースがあります。
客先常駐SEにどっぷりハマっていると視野が狭くなりがちなのですが、インフラエンジニアは転職市場で引く手あまたです。
商流と自社に搾取されずに直接優良企業に雇用されたら年収がバッチリあがる、というのはなんとなくイメージできるのではないでしょうか。

インフラエンジニアには大きな年収アップの可能性があります。
そしてそれは若いうちであればあるほど大きいのです。
これがすぐに転職したほうがいい理由の一つです。

まとめ

客先常駐で働く運用保守SEのアレコレについてまとめてみました。
客先常駐のデメリットに気がついた賢明な皆さんはすぐにでも転職活動を始めるべきです。
理由はいくつかあります。
・若いほうが市場価値が高く転職しやすい
・客先常駐SEは低年収が多いため、容易に年収がアップできる
・40代になると転職先の選択肢が非常にせまくなってくる

転職は少しでも若いほうにスタートしたほうが有利です。
また、若い時期の就職企業が生涯年収を大きく左右します。いかにここに気がつき早く転職活動するか、というのがエンジニア成功の秘訣です。

生涯年収に影響があると思うと早く動かなくちゃ!となるよね。

転職パンダ

転職に成功するために!転職エージェントを使うことを忘れずに!

退職のターゲット日が確定したら早速転職活動をしましょう。
転職サイト登録と転職エージェントを使う2パターンあるのですが、必ず転職エージェントを使うようにしましょう。
転職サイトの場合サイトから登録しポチポチして活動ができるので楽に見える反面、

・実は面接にいったら客先に派遣される会社だった
・内定がでたものの結局年収アップしなかった
・常に大量募集している企業がある
・隠れブラック企業だった
・入社前と入社後で言っている事が違う
・会社の雰囲気と全く合わなかった
・開発言語や手法が自分の好みにあわない

など手軽に見える反面大きなリスクを伴います。
その点、転職エージェントは

  • 社風や現場の雰囲気を知るエージェントから企業の情報をもらえる
  • 年収アップの交渉をしてもらえる
  • 非公開求人など優良企業の紹介を多数受けられる
  • キャリアアップの相談ができる

など大きなメリットがあります。
入社後のアンマッチやトラブルを避けるためにもあれば必ず転職エージェントを使うほうがおススメです。

実は転職エージェントを使ったほうがはるかに効率的なんだ。

 

当サイトおススメの転職エージェントも紹介しておきますね。早速相談してみよう!

転職パンダ

 

最新の記事はこちらから